ブラインド掃除とストッキング

私は地方にある某通販会社に勤務しています。私の会社で取り扱っている商品は、主に繊維を中心とした衣料品や生活用品類です。
社員数は100名ほどの中小企業なのですが、田舎にあるため、建物は数箇所にあり、比較的広々と使っています。
そんな中、毎年年末になると大掃除が大変で、電話オペレーター以外は仕事納めの日の午後から一斉に掃除に取り掛かります。
年末の大掃除は普段あまり掃除しない、エアコンのフィルターや窓拭き等も力を入れて行ないますが、中でも大変なのが、ブラインドの掃除です。
以前はブラインド一つ一つをみんなで雑巾で拭いていたのですが、どうしても拭きづらく、時間がかかっていました。
また、そうして時間をかけたわりには、細部の汚れなどがどうしても取れず、みな四苦八苦していました。
そんなある年のこと、会社で扱っているストッキングの端材を使って、このブラインド掃除をした女性社員が、よく汚れが取れるからと、みんなに勧めました。
そのストッキングの生かし方とは、まず使わないストッキングの真ん中を二つに分けるようにしてはさみで切り、そのまま水に濡らします。
それをもちろん足にはつけずに手にはめ、そのまま腕まで伸ばします。
それを雑巾代わりにして使うのですが、手でそのままブラインドをなでるような感覚で掃除ができるので、とてもラクなのです。
おまけに指の使い方によって、細部の埃まで取れるため、他の社員からも「これはいい」と、私の会社で一気に広がりました。
会社で使わなくなった端材や返品されてきたもの、そして在庫として余っていたものを再利用できるので、ちょっとしたエコ活動にもなっています。
私の会社では、社長自らが毎月社内報を発行しているのですが、こうしたストッキングの使い方を紹介したところ、社員のそれぞれのお宅でも反響が大きかったようで、以後、自宅でも応用しているという社員が増えました。
我が家もこうしたことを妻に教えてあげると、さっそくいらなくなったストッキングを使い、ブラインド掃除を始めました。
ストッキングを二つに切って使うため、7歳の長女も妻の手伝いをして、手にはめて掃除をしたのですが、なかなか楽しかったらしく、今では率先してブラインド掃除の係を引き受けてくれています。
会社もそうですが、家でも掃除しにくい箇所はけっこうあるものです。しかし、既に使わなくなったものを利用することで、掃除がしやすくなるのは、まだまだ探すとたくさんあるのかもしれません。